☆氏名:Y・S さん・25歳(利用開始時)
☆診断名:不安障害
☆利用期間:2020年11月~2022年3月まで
☆就職:2022年3月14日~入社(2025年9月現在も在職中です)
- 主な症状:吐き気や倦怠感が強く他者と関わることにも不安が強かった。
- 利用に至る経緯:自宅療養をしていたが医師から就労移行を紹介され、2020年6月に母親同席のもとファシリカを見学、体験を経て利用となった。
①体調や精神的負担の少ない利用日数と時間から利用開始
- 食後に吐き気が伴う不調になることが多く、他者との関りにも不安が強かった為、ご本人と相談し「週2日・午後から通所」という形で利用を開始しました。
- まずは週2日を休まずに通所することと、環境に少しずつ慣れていくことを目標とし、自分の興味のあることから取り組みを開始しました。
②ファッションに興味がありそれに関連する資格学習開始
- 学生の頃から服や髪形などファッションに強い関心を持っていたため、サービス接遇や色彩検定、化粧品検定などファッションに関りを持てる資格から取り組みを開始し資格取得をしていきました。
③午後からの通所ペースを維持しながら日数を増やしていく
- ご本人と定期的に面談し、心身の様子を確認しながら2ヶ月毎に半日通所日を1日ずつ増やしていきました。
- 通所日を増やす月の前に、必ずお試し期間を設け、体調や精神的負担の度合いを確認しながら、週4日まで通所日を増やしていくことができました。(おおよそ5ヶ月程度)
- 通所日が増えることで取り組めることも増えて、作業ワークやグループワーク、他の利用者さんとの交流も自然と出来るようになっていました。
④週5日・午前からの通所を6ヶ月経過を目途に段階的にスタート
- 利用開始から6ヶ月が経過する頃から週5日に通所日を増やすことと同時に午前からの通所に段階を決めながらチャレンジしていきました。就労を想定して週5日通所できることを目標としました。
- 午前からが難しい時は午後から通所する等々臨機応変に少しずつ心と体を慣らしていきました。この頃には各ワークにも参加しながら就労を意識して取り組みをしています。
④いよいよ就職活動へ移行、自己認識を高めながら職種を検討
- 具体的な職種を検討しながら就労に必要な体力作りを並行し、就職活動に移行し始めたのは利用開始から1年が経過した頃です。ご本人と相談し時期を定めて就活をしていました。
- 求人情報の確認と同時にご自身の具体的な配慮点などの認識を随時共有しながら準備を整えていきました。
- 良いご縁があり、ご本人の強みを活かした案件に出会うことが出来ました。見学、職場実習を経験し、良い評価を得られることができ無事に採用となりました。
⑤現在も就労継続中
- 入社時の不安や心配は付き物。就労が開始した後も定期的に仕事の様子を確認させて頂きながら週路定着をサポートさせて頂きました。
- 2025年9月現在も、季節の変わり目や業務上のことで不安定になることもありますが、就労継続されています。
今後も、ファシリカから就職された方々の事例を随時ご紹介させて頂きます。
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