お一人、めでたくお仕事をスタートすることになりました。

今年の1月からファシリカ長野を利用されていた方です。

以下に、Oさんが現在の心境をコメントしてくれました(ありがとう…。スタッフひとり一人に手書きで手紙も書いてくれて、本当にうれしかったです)。

Oさんの「卒業が決まって嬉しい気持ちと寂しい気持ちがあります」という言葉には、私たちスタッフの気持ちそのものです。Oさんは、やさしい心を持っていて、細やかな気遣いのできるムードメーカー。事業所内で多くの人に愛されていて、私たちもたくさん助けられました。その優しさと誠実さゆえに、時に傷つくこともありましたが、そのたびに粘り強く頑張ってきました。

最初は「何を目指して取り組むべきか」と迷いながらも、徐々に努力を重ねる姿勢が身についていきました。タイピングスキルの向上はとてもわかりやすい例で、通い始めた頃は、パソコンにほとんど触れたことがなく、あるタイピングテストでは30点台という結果(参考:ベネッセタイピングテスト)。

事務職を目指すためにタイピングスキルは必要ということで、本人も理解していてもなかなか努力が続かない時もありました。支援員や他の利用者さんと一緒に(時に楽しい、平和的なライバル関係として)練習をすることになると、毎日ゲーム感覚でコツコツ練習できるように。月に5〜10点ずつ着実にスコアを上げ、最終的には目標の100点を見事に達成されました!

きれいな有言実行に支援員含めみんなびっくりしました。

Oさんの就職決定は、他の利用者さんたちにもとても良い刺激となっています。本当にありがとうございました。

以下はOさんからのメッセージです。


Oさんのメッセージ

「令和6年1月1日から本利用が始まり8月31日に卒業が決まって、いま嬉しい気持ちと寂しい気持ちがあります。

最初は、二年丸々使って就職、と目指していたので、思っていたよりだいぶ早く就職することができました。

ファシリカに通うようになって本当に変わったなと感じているし、初めに比べて成長したなと感じています。通う前、朝方に寝て夕方ごろ起きる、という生活をしていたころに比べると今は朝起きられるようになったし、初めは辛かった勉強も毎日コツコツやっていたらできるようになりました。

ファシリカでは学ぶことが多くて苦手だった人間関係も支援員さんに相談しながらどう対処したらいいのかとか相談することの大切さが良くわかりました。希死念慮が強い時も声をかけてくれたり話を聞いてくれたりと親身になってくれてとても救われなと思います。

今が人生の中で一番落ち着いているし幸せだなと思うくらいファシリカで過ごす毎日は楽しかったです。利用者の方とのコミュニケーションも沢山とれてファシリカに出会えて本当に良かったです。」