こんにちは!ファシリカ長野です。
また一人、お仕事を始める方がいるのでご紹介させていただきます👏
Mさんは、高校を卒業した春にファシリカ長野に通い始めました。
ファシリカ長野には、高校を卒業してすぐに利用を開始されている方が大勢います。
どんな風に進路を決めて就職までたどり着くのか、一例としてご紹介させていただきます。
Mさんについてご紹介(ファシリカに通うようになるまで)
- 通信制高校を卒業した4月、ファシリカ長野に通い始めました。
- 小学校、中学校と思うように学校に馴染めませんでした。通信制高校に進学し、週2日ほど登校していたそうです。
- 高校3年生になり、進路を選択する時期になったとき、“体力に自信が持てない” “やりたいことが見つからない”という状況でした。
- 自分に自信をつけながら今後の進路についてじっくり考えていきたいと思い、ファシリカ長野に通所することを決めました。
【通所を始めたころ】新しい環境での挑戦がスタートしました。
「まずはファシリカに慣れること。そして来れる日を増やすこと。」
通い始めたころのMさんの様子・・・
- 最初は慣れることが大変。ファシリカに来るだけでヘトヘト……という日も。
- まずは高校時代と同じ週2日、午後からのペースでスタートしました。
(K支援員より)
最初は、ファシリカに来れたら合格です。ファシリカの中では、その日できそうなことを相談して過ごします。(読書する人、音楽・動画鑑賞をする人、ゲームをする人、ワークに参加する人、資格取得に向けて勉強している人など過ごし方は個々で異なります。)
通い始めた頃、Mさんがファシリカで頑張ったこと
- 疲れ具合や家での生活の様子、困っていることや不安なことがあるかなどを伺い、支援員と一緒に調整しながら少しずつファシリカに来れる日数や時間を増やすことにした。
- “週2日来ることに少し慣れてきたら週3日にチャレンジ……”というように、その時にできそうなチャレンジを重ねていった。
通い始めてから約1年、、、
Mさんは週5日、朝から夕方までの通所ができるようになりました。
【ファシリカに慣れてきたころ】できることから少しずつ……。苦手克服にチャレンジ!
苦手なこととしてコミュニケーションを挙げていたMさん。
苦手だけれど、克服したい気持ちがありました。
Mさんが“こうなりたい”と思っている形に少しずつ近づいていけるよう、一緒に方法を考えました。
できそうなことから…挑戦してみよう
・「ファシリカに来たとき、隣の席の人に挨拶する」ことにチャレンジ
最初は緊張するけど、毎日頑張っているといつしか自分にとって当たり前になっていきましたね。
(S支援員より)
・コミュニケーションワークに参加してみる
最初、緊張をしていた様子だったけど、ワーク中に「○回発言する」と目標を決めて参加をしましたね。最初の内は”目標の回数発言する”ことを意識して参加していましたが、少しずつ目標達成のためと意識せずとも、自分の考えを発信できるようになっていました。
(Y支援員より)
コミュニケーションに少しずつ自信を持つことができてきたMさん。
回数を重ねるごとに、グループワークを進んで引っ張ってくれている様子がみられていました。
また、最初の内は他の利用者さんとほとんど接点をもっていなかったMさんですが、少しずつワーク以外の時間も他の利用者さんと楽しそうにお話しする様子がみられるようになりました。
【就職を見据え始めた頃】プレ実習への参加
Mさんを見ていて、プレ実習への参加が一番力のついたタイミングだったと思います。
プレ実習とは、その企業に応募する訳ではないけど、実際の仕事を経験し就職に向けて力をつけるために行う実習です。
1日1時間ほど企業さんに出向いて、仕事体験をしてきます。
プレ実習では、実際の仕事同様にMTGやシフト作成も行っています。複数人で一緒に作業に入るため、作業中のコミュニケーションも必要になります。また、毎日同じ状況とは限らないので、仲間への情報共有も必要になります。
少しずつやり方を覚えて、挑戦してみます。
仕事をする上で大切な姿勢やコミュニケーションの取り方、仲間との協力の仕方などを実際の仕事を経験することで学んでいきました。
進路選択 ~最初はできなかった「選択」ができるようになった経緯~
ファシリカに来た当初はイメージがついていなかった進路について、ファシリカの中で様々な経験を通すことで自己理解を深め、少しずつイメージできるようになってきました。
“基本的なパソコン操作を行う事務の仕事ならできそう”や、“決まっていることや細かい作業に集中して正確に取り組むことが得意”など、自分のできることや苦手なことが分かってきて、応募したい求人を選べるようになってきました。
また、ファシリカでは2週に1度支援員と面談を行っています。その中で、支援員から情報提供をしたり相談をしながら、少しずつ希望を固めていきました。
就職活動
就職に向けて自信がついてきたころ、いよいよ就職活動です。
応募書類の作成、応募、面接、企業さんとの連絡……などなど初めてのこといっぱいでしたが、頑張って就職活動を進めてきました。
支援員から「分からないことや大変なことは、私たち支援員がサポートします!」と声を掛けられ、支援員を信じてくれたMさん。。。
何社か受け、無事希望していた職場で内定をいただくことができました!!
最後に……Mさんからのコメント🌹
私はファシリカに通所してMOS(Excel、Word、PowerPoint)の資格を取得しました。
また、コミュニケーションが苦手だったため、ワークにも参加しました。
コミュニケーションワークに参加し始めた頃は、自分から発言することができずにいましたが「ワーク中に〇回発言する」と目標を決め、段々と自分の考えを伝えることができるようになりました。利用者さんや支援員さんと関わるなかで、自分なりに人との関わり方のコツがつかめたような気がしています。
就職活動は初めてで、不安な点は支援員さんに聞きながら進めていきました。
面接練習を支援員さんと行い、サポートしていただいたことで自信をもって面接に臨むことができました。ファシリカに通所して自分のできるところから少しずつ挑戦することで、得意なことや対応できる作業が分かり、就職活動の選択肢が増えていくことがとても嬉しかったです。
就職した後も一歩踏み出す気持ちを忘れずに、成長していきたいと思います。
「優柔不断で完璧主義なところがある」と話していたIさん…就職しようと思えたワケ(今年度16人目) | 群馬県高崎市・長野県長野市の障害者就労移行支援事業所ファシリカ高崎駅前・ファシリカ長野
まずは通うことから1日の流れ | 群馬県高崎市・長野県長野市の障害者就労移行支援事業所ファシリカ高崎駅前・ファシリカ長野









































































